放置され荒廃した森から間伐された森へ 放置され荒廃した森から間伐された森へ

国産木材を使おう

インフォグラフィックで見る日本の人工林の歴史

日本の国土の約7割は森林におおわれています。そのうち約4割が人の手によって植林された人工林だと言われています。人工林は放置すると荒廃します。成長するにつれて木の幹が太り、葉が生い茂ることで、地表への光が遮られ、光合成を妨げられるからです。人工林は、間伐や枝打ちといった人の手によるケアを促進することで本来の豊かな姿を取り戻すことができます。

インフォグラフィックで見る日本の人工林の歴史の図
戦後、燃料や建築材料としての木材需要に対応するため、森林が過剰に伐採されました。
国の政策の後押しもあり、伐採後には大規模な植林が施されましたが、需要に対して木の成長は追いつかず、1964年に木材の輸入自由化が開始されます。円高の影響も手伝い、日本で利用される木材は、安価で品質の安定している外国産材へとシフトしていきました。ついには、2002年に木材自給率が18.2%まで下がってしまいました。
2015年には、31.2%まで回復してきましたが、まだまだ国産木材を日常的に活用できる状態が整っているとは言えません。
我々は、国産木材を使った家具を作り、またその図面をオープンソースにすることで、国産木材利用のハードルを下げることにチャレンジしたいと考えております。

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